「才能」と「アイデンティティ」を見つけるための方法として、私がセッションで使っている【質問項目】を紹介するシリーズ。5回目は、無意識の行動から探る方法です。
【質問 5.】
「つい」やっていることや気付くとまたやっていること、「なぜか」やってしまうことは何ですか?
「つい」や「なぜかわからないけど」等の無意識にやっている行動から、潜在意識が望んでいること = 本来の自分が望んでいることを見つける質問です。
・大事な部分ではないのに、なぜか時間をかけてしまう
・必要ではないし求められていないけど、ついやってしまう
・既に終わっていてもうやらなくていいことなのに、気付くとまたやっている
など、「つい」「なぜか」「妙に」「謎に」時間やお金を使っていることを拾って書き出してください。
「つい」「なぜか」「妙に」「謎に」というのが、まさに「潜在意識」の領域。
自分では意識していなかった「本来の望み」や「アイデンティティレベルの動機」が、ひょっこり顔を出す瞬間です。見逃したら、もったいないです。
ちなみに私の場合を例に挙げると、このブログでよく記事中に入れている挿し絵のイラスト。(主にフリー素材のイラストACさんより)
必須じゃないし、別になくても成立するし、重要な部分ではないとわかっているのに、なぜか時間をかけてイメージに合うものを探したり加工したり。(文字のフォントや微妙な位置の調整とか・・・誰も気にしてないのにね)
そしてこれは仕事の場面でも同様で、授業で使うテキストやパワーポイントのデータに至っても、「なぜか」「また」「つい」やっているんですよ。時間をかけすぎて時折「おいおい、そんなのいいから先に進みなよ」と脳内ツッコミが入りますが、気付くとまたやっていて、唖然とする・・・
「ここはクイズ形式にしよう!」とアイデアを思いつくと、クイズっぽい効果音を入れたくなり、フリー素材サイトで音源を探しまくる。で、また脳内ツッコミが入り「こんなことやってる場合じゃなかった(汗)」と作業に戻り・・・・・・で、気付くとまた探してる・・・何やってんだ、私?????
そして、あるとき気付いたのです。
「楽しんでほしい」が共通の動機だと。
「ワクワク!」や「好き!」とは違う種類の「熱」が、ここにはあります。
「ワクワク」は「感情」を伴う「熱」ですが、「つい」「なぜか」では特に「感情」は動きません。
「感情」を伴う「熱」は、上がりやすいし下がりやすい。でも潜在意識からの「つい」「なぜか」の方は、上がったり下がったりがないんですね。
泉から湧き出るような、枯れない「熱」という表現が一番しっくりきます。
殻を破るような思い切った行動や最初の一歩を踏み出す勇気には、「ワクワク!」「好き!」のような感情を伴う「熱」が必要で、
日々の「継続」のために必要なのが、今回の質問から見つかる枯れない「熱」ではないか、
というのが、今のところの推察です。
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