「才能」と「アイデンティティ」を見つけるための方法として、私がセッションで使っている【質問項目】を紹介するシリーズの6回目。今回は、「憧れる人」から見つけていきます。
【質問 6.】
あなたが憧れる人は誰ですか?
これは対象となる存在から、自分の本来の姿や魅力を見つける質問です。
・憧れる人
・強く影響を受けた人
・すごいなと思う、敬意が湧いてくる人
・共感できる、安心できる、素の自分でいさせてくれる人
・心の奥で共鳴するような感じがする人
それらの人について、名前とどんなところに惹かれるのか、素敵だなと思うところや魅力的に感じる部分を書き出してください。
友人や知り合いなど直接知っている人でもいいし、そうでない人でもかまいません。
歴史上の人物やフィクションの世界(映画、ドラマ、小説)の登場人物でもOKです。
これは「投影」という心の仕組みを利用した質問で、「憧れる人」というのはつまり「自分自身の姿」なんですね。
人は、自分の中にタネ(要素)を持っているものに反応します。持っていないものに対しては、何も反応しないようにできています。
憧れる、素敵だなと思う、すごいなと尊敬する、影響を受ける、共感共鳴するというのは、同じものが自分の中にもあるから。これは「ゴールデンシャドゥ」と呼ばれるものです。
書き出した名前をそのままあなたの名前に書き換えて、そっと声に出して読んでみてください。(恥ずかしいと思いますが…)
そして、身近な人やあなたをよく知っている人に、ぜひ聞いてみていただきたいのです。書き出した「要素」「魅力」が自分にもあるかどうかを。
よく知っている人から
「あるよ」
「あなたそのものだよ」
と言われたら・・・・・・もう降参するしかないですよね。(*^_^*)
逆に、「嫌い!」「あいつ、ムカつく!」「何様だよ!」と、やはり反応してしまう存在・・・
はい、それも同様にあなたの姿であり、あなた自身もその要素を持っています。残念なお知らせですが。。。
【質問 3.】でも出てきましたが、自分が「我慢」したり「抑圧」しているものを、自由にのびのびと表現している人を見て、人は怒りを感じたりイラッと反応するわけです。
こちらは「シャドゥ」と呼ばれ、その筋(心理系)の方々にはお馴染みですよね。
なぜか、「シャドゥ」の方は素直に「そうかぁ、これも私自身なんだ・・・」と受け取る(観念する)のに、
「ゴールデンシャドゥ」の方は「いやいや、私なんて・・・」「畏れ多くて・・・」と受け取らない人が多いように見受けられます。
なーんて書いていますが、私もここは受け取るの、苦手です。(^_^;)
人には「仕組みですから」なんて言ってますが、「私の場合は例外じゃないかな?」とか思ってしまいますね、未だに。
「自分への許可」って、それだけ難しくまた勇気が要ることなのかもしれません。
現在、私が「発掘セッション」で使っている【質問項目】はここまでの6つですが、他にもいくつかヒントになる【質問】があるので、次回はそちらも紹介しますね。更に自分自身への理解が深まると思います。
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